B型肝炎ワクチンの接種間隔について気がついたこと
他院でB型肝炎ワクチンを終了されたお子さんの中に、3回目を比較的早い時期に済ませられているケースを見かけます。もちろん、定められた接種間隔を守っていれば間違いではありません。
ただ、私は時間的な余裕がある場合には、3回目をあまり急がなくてもよいと考えています。
B型肝炎ワクチンは、もともと「0-1-6スケジュール(初回接種から1か月後に2回目、6か月後に3回目)」が広く用いられてきました。また海外でも、2回目から3回目をしっかり開ける国々も少なくありません。
日本では現在の定期接種制度が始まった年「その年度に生まれたすべてのお子さんに1歳の誕生日までに3回打たせてあげたい」という理由から、2回目から何ヶ月後という縛りをなくし「1回目から1ヶ月開けば2回目が、1回目から5ヶ月開けば3回目が打てます」という柔軟なルールが作られました。
しかし、研究によっては最後の接種(3回目)までの間隔をしっかりあけた方が、より高い抗体価が得られる(効果が長続きする)ことも報告されています。
もちろん、現在の日本の定期接種スケジュールでも十分な予防効果はあります。しかし、3回目を早く終わらせることだけが重要なのではなく、適切な間隔を保つことも大切です。
当院では、生後2か月頃に1回目を開始し、3回目は生後8-10か月頃を目安に接種することをおすすめしています。
なお、1歳までに接種を完了することが定期接種の条件ですので、誕生日直前まで待つのはお勧めしません。風邪などで予定が変更になることもありますので、余裕を持ったスケジュールをおすすめします。
※なお、万が一1歳の誕生日を過ぎてしまい有料(自費)になってしまった場合でも、必要な抗体を獲得するために3回目は必ず接種してくださいね。